トヨタ名古屋自動車大学校の卒業式での祝辞です!

こんばんは、社長の品川です。本日は、トヨタ名古屋自動車大学校の卒業式に出席してきました! なんと私が、トヨタ販売店を代表して、祝辞を述べさせていただきました(^_^)

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今日は折角ですので、卒業生のみなさんに向けた私のはなむけの言葉の全文を、ご紹介させていただきます! 卒業生のみなさんや、ご関係の方々の晴れの席に恥じぬよう、心を込めて書かせていただきました…(^_^)

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卒業生の皆さん、本日はご卒業、おめでとうございます。ただ今ご紹介をいただきました、富山トヨタの品川でございます。トヨタ販売店を代表して、一言お祝いを申し上げます。

卒業生の皆さんは、伝統ある「トヨタ名古屋自動車大学校」にて日々勉学と研鑽に励まれ、本日の卒業を迎えられました。本当におめでとうございます。

恐らく入学当初は、勉学に対する不安や、地元を離れての寮生活への不安など、様々な思いがあったことと存じます。

しかし今、ここから皆さんのお顔を拝見いたしますと、「自信」と「誇り」に満ち溢れ、立派に成長された姿から、「やる気」がひしひしと伝わってまいります。

皆さんを迎える販売店といたしましても、大変心強く、頼もしく感じております。

本日みなさんは、卒業という一つの区切りを迎えられたわけですが、今日はゴールではありません。ここからが本当のスタートです。

みなさんはこれから、全国各地の第一線で、日々実践を積むことになりますので、これまで学んだ知識と技術を存分に活かして、お客さまや職場の仲間に頼りにされる一流のエンジニア、またトヨタ1級や、トップクルーの資格取得を目指していただきたいと思います。

そして、保護者の皆さま、並びに教職員の皆さまにおかれましては、無事、今日という日を迎えられ、お喜びもひとしおと存じます。

立派に成長された、ご子息、ご息女、教え子の皆さんの姿は、いつにもまして、輝いて見えるのではないでしょうか。心よりお祝い申し上げます。

最近、「若者のクルマ離れ」という言葉が新聞等で報道されており、この先、自動車業界は本当に大丈夫なのかと不安を抱いておられる方も、いらっしゃるかと存じます。

しかし、ご安心ください。昨年開催されました東京モーターショーには90万人を超える来場者があり、多くの若者も訪れました。

そして、最新技術や新型車、あるいは憧れのスポーツカーを囲む光景は、今も昔も変わっておりません。

本日私は、トヨタ86のマニュアル車に乗ってこちらに参りましたが、これからも一人でも多くの方々に、クルマに乗る楽しさを感じていただきたいと思っております。

また日本国内には、軽自動車を含めて約7,600万台の車が走り、そのうちの2,000万台を超える車がトヨタ車です。

ですから、これらのクルマが街を走っている限り、皆さんは社会から必要とされる存在です。

ましてや、自動車の平均寿命の長期化により、サービスの重要性は、ますます高まってきております。

どうか、「日本の物流・交通インフラを、背負っているんだ」という気概をもって、これからも日々、精進していただければと存じます。

さて、私は現在、将来一緒に働く仲間探しとしての「採用活動」に、何よりも重点を置いて取組んでおりますが、先日読んだ、ある就活生のみなさんを対象とした本に、次のようなことが書いてありました。

○みなさんの魅力や、将来の可能性は、実はみなさんが思っているよりも沢山あり、かつ世の中から必要とされていること

○大きな夢や目標を持つと、生き方が変わり、人生が変わること

○人生の本当の夢、目標を持った時こそが、それがいつであっても、その人の人生のスタートであること

○またその夢を実現するためには、一見遠回りのように見えても、まず目の前にあることに、全力を注いで生きること

○そして思い通りになるまで努力を続けないと、決して思い通りにはならないこと

○最後に、みなさんの入る会社の目的も、みなさん自身の人生の目的も、世の中の一人でも多くの人たちを幸せにすること

でした。私自身、大変勇気づけられ、思わず自分のブログに書き留めましたので、ご紹介させていただきました。

私は近年、入社式で新入社員のみなさんを迎えるにあたり、お客さまや働く仲間、そして会社や地域社会に必要とされる喜び、すなわち自分の働きがいを、しっかり意識して欲しいということを、いつもお願いしております。

また自分で自分の夢や目標を持ち、その夢や目標に向かって自ら努力することができる人が、お客さまに支えられ、先輩や同僚に頼りにされ、後輩に慕われ、充実した社会人生活を送ることができると、申し上げてきました。

また私自身、今年はグループ社員のみなさんが、もっと「笑顔」で「楽しく」仕事ができる職場作りを推進したいと、年初に表明し、頑張ろうと思っています。

最後に1つ、皆さんにお願いがございます。本日ご卒業の皆さんは、クルマの技術面に関する知識は、十分に身につけておられることと存じます。

しかしこれからのエンジニアは、技術力はもちろん、高いコミュニケーション能力により、お客様との信頼関係を築くことも求められます。

常にお客様の気持ちになって物を考え、お客様に心の底から「ありがとう」と感謝されるエンジニアを、目指していただきたいと思います。

我々販売店といたしましても、皆さんの力が存分に発揮できますよう、一層の職場環境の整備を図って参りますので、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

これからの卒業生の皆さんのご活躍と、本日ご臨席の皆さまのご健勝を祈念申し上げて、私のお祝いの言葉に代えさせていただきます。

本日は、本当におめでとうございました。