こんばんは、社長の品川です。昨日は、品川グループ創業98周年記念式典と、永年勤続表彰式が行われました! 会場の富山第一ホテルには、グループ全社員の約800人が集まりました(^_^)
本日は、ここでの私の年頭のごあいさつを掲載させていただきます! 本年もどうぞ宜しくお願い致します(^_^)
みなさん、新年明けましておめでとうございます。
ただ今より、品川グループ創業98周年の記念式典、および合同拝賀式を開催いたします。開式にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
さてこうしてグループ全社員のみなさんと共に、グループ創業98年目、100周年まであと2年となる新年を、健やかに迎えられましたことを、心から慶びたいと思います。本年が、みなさん全員にとりまして、またグループ各社にとりまして、充実した「笑顔あふれる」一年になりますことを、心より祈念致しております。
さて本年も、創業95周年に定めたグループ経営理念、「今までもこれからも、私たち品川グループは、自動車および自動車関連事業を通じて、関係するすべての人々の、幸せと発展に寄与していきます。」をしっかりと掲げて参りたいと思います。またその実現のために私たちは、お客さまに満足を提供し(CS)、社員にとって働きがいのある(ES)、地域社会・業界・お取引先に必要とされる(CSR)、企業グループを目指して行きたいと思います。
また昨年は、献血、募金・チャリティバザー、ゴルフコンペなど、多くの親友会行事へのご協力、どうもありがとうございました。特に品川親友会活動の一環として、グループ全社で取組んで7年目となる「交通遺児を励ます募金活動」におきましては、百三十九万二千三十三円ものご芳志、本当にどうもありがとうございました。先日、会長、従業員代表とともに、みなさんを代表して富山県善意銀行に預託して参りました。なおみなさんからの善意につきましては、県内交通遺児58名の皆さんに、商品券としてプレゼントされた旨、伺っております。当日、善意銀行の松任理事長殿から拝受書をいただくと共に、本日までに何組かの交通遺児のご家族からは、お礼の手紙も頂戴しております。昨年夏に行いましたチャリティバザーにも、親友会員のみなさんの各ご家庭より、温かいご協力を賜りまして、改めまして親友会員各位の、本募金活動に対する多大なるご理解、ご協力に対し、厚く御礼を申し上げます。
ところで昨年の自動車関連業界は、消費税率アップを控えた駆け込み需要とその後の反動減により、大きく市場が変動する一年になりました。一方で、アベノミクスによる円安基調への転換や株価の改善、北米市場の回復など、自動車メーカーの経営環境は好転し、各社とも好調な業績が見込まれています。またいよいよ本年3月に迫った北陸新幹線の開業や、水素で走り温暖化ガスを一切排出しない燃料電池車の発売など、明るい話題も多く、将来への期待感も感じられるようになって参りました。半面、昨年4月からの消費税率8%への引き上げは、医療・社会福祉財源の確保も必要な中、GDPのマイナス成長など国民生活に大きな影響を与えました。そのような状況下、我々自動車流通・小売・サービス業態においては、エコカーを始めとする付加価値の高い商品の販売を起点に、メンテナンス・代替・金融を軸とした、「保有ビジネス」を収益基盤として確立し、「お客様満足(=CS)」と「付加価値の提供(=提案)」を軸とした、お客様を守り、増やす活動を引き続き推進していかなければなりません。
さてこのような状況下、昨年の自動車市場を振り返ると、先ほども述べたように、消費税率アップを控えた駆け込み需要とその後の反動減により、大きく市場が変動する一年になりました。最終的に含軽の自動車総市場は、前年比103.5%の556万台、登録車市場は前年比100.8%の約329万台、軽自動車市場は前年比107.5%の227万台と、軽自動車寄りに市場の流れは変わっていますが、リーマンショック前の水準を維持することとなりました。またそのような中、オールトヨタの除軽シェアは46.2%となり、年間過去最高を記録した一昨年、過去3番目に高いシェアだった昨年は下回ったものの、過去5番目に高いシェアとなりました。
一方で本年は、消費税増税が17年まで延期となる中、4月に控えた軽自動車税の増税や、グリーン税制の対象車種の見直しなどの影響が考えられますが、ハイブリッド車、超低燃費車、各メーカー・チャネルの新型車等を材料に、景気の本格的回復への期待感も相まって、底堅い市場が期待されます。また一方で自動車業界は、引き続き世界的な義務となった「地球環境問題」への取組みや、「衝突安全」、水素燃料などの「次世代クリーンエネルギー」への対応など、大きな環境変化が予想されます。
(中略 グループ各社の実績)
さてこのような環境の中で、私たちが取り組まなければならないことは、一体何でしょうか。昨年も申し上げましたが、実際、少子高齢化による人口減少、メーカー間のグローバルな競争激化など、我々自動車関連業界を取り巻く環境は、決して生易しいものではありません。がしかし、県内に人口と車両の保有があり続ける限り、当グループの事業基盤が無くなる事は、決してありません。確かにクルマの動力源が、内燃機関から電気や水素に変わるかもしれませんし、競争の激化に加え、将来的に流通形態が一変する可能性も否定し切れませんが、我々流通・小売・サービス業態のイノベーション(変革)は、常に「お客様」が生み出すもので、突然に起こるものではありません。
ですから、仮に将来いかなる変革が起ころうとも、日々成長する人財・組織が、常に現場でお客様の変化を感じ取り、常に時代の変化に則して変革し続けることが出来れば、また必要に応じて、扱い商品やサービス形態の見直し、グループ内の陣構えの変更に至るまで、迅速かつ柔軟に対応して行くことが出来れば、必ずや当グループは勝ち組として生き残り、一年一年、事業を継続して行くことが出来ると確信しております。次なる目標、創業100周年に向けて、全員で力を合わせて頑張りましょう。そして無事創業100周年を迎えられた暁には、90周年、95周年の時と同様に、全員で再び盛大に、記念行事を楽しみたいと思います。
ところで私は先日、オールトヨタTQM大会で講演する機会に恵まれました。グループ経営理念「今までもこれからも、私たち品川グループは、自動車および自動車関連事業を通じて、関係する全てのみなさんの、幸せと発展のために寄与していきます」、また「お客さまに満足を提供し(CS)、社員にとって働きがいのある(ES)、地域社会・業界・お取引先に必要とされる(CSR)、企業グループを目指します」の紹介、および人財育成の考え方や、営業の仕組みについて、実例を交えてご紹介させていただきました。
私たちが事業を継続して行くためには、お客さまに永く寄り添い、もっとたくさんの笑顔を生みだしていくことが、何より大切です。またその実現のために、私たち自身が誇りを持ち、人間としての品格を磨き、すべての期待を超えるために挑戦し続けなければなりません。また地域社会や経済の発展にも協力し、活力ある地域づくりへの貢献も重要です。グループ創業100周年に向けて、「人を、地域を、もっと笑顔に」していきましょう。
また人財育成という観点では、我々流通・小売・サービス業は、一人一人の社員が会社を代表して、お客さまにサービスや付加価値をご提供する業態です。ですから、業務内容にかかわらず、一人一人の社員全員が、会社を代表するに相応しいスキルとマインドを持たなければ、お客さまに選んでいただき、競争に勝ち残ることはできません。人財の育成、言い換えれば、私を含む全社員のみなさんの、日々の成長・進化が何よりも重要です。私が思う、我々流通・小売・サービス業における優秀な人材とは、自分で自分の夢・目標を立てて、それに向かって自ら努力することのできる、チャレンジ精神・好奇心あふれる人のことです。また何事にもチャレンジすることにより、失敗も数多く経験し、そこからPDCAサイクルを回して、自分や仲間を高めることができる人のことです。ここにおられるみなさん全員がそういう資質を持った方々です。大切なのは、私たちのヤル気と本気です。仕事が生きがいである私は、日々ひたむきに仕事に取り組まれている、ここにおられるみなさんと共に働けることを、本当に嬉しく、楽しく、そして誇りに思っています。今年も一年、全員で力を合わせて頑張りましょう。私も今年の自分自身の方針管理として、みなさん全員が笑顔で、楽しく働ける職場の実現に向けて、一年間努力したいと思います。
それでは本年のみなさん、およびご家族のみなさんのご健勝、ご多幸を祈念して、私の年頭のご挨拶と致します。ご清聴ありがとうございました。