以前の社長メッセージで、渋沢栄一の「論語と算盤」と、二宮尊徳の「道徳と経済」の話をご紹介しましたが、今週号の日経ビジネスの巻頭インタビューで、セコムの会長さんが自転車で言えば「前輪が理念、後輪が利益」という話をされていました。
曰く、「私はこの(理念と利益という会社経営の)両輪を、自転車のイメージで捉えています。前輪が理念、後輪が利益。ハンドルで操作する前輪で行き先を決め、ペダルにつながった後輪が推進力を生む。理念だけでは進まないし、利益だけでは方向が分からないのです。この順序が重要で、あくまでも理念が先です。」
つまり、会社経営において「理念と利益」は自転車の両輪で、「前輪の理念」で進む方向を決めて「後輪の利益」で前に進む力を生む。
「前輪が理念、後輪が利益」とは、経営には理念と利益の両方が必要で、かつ理念が先で利益が後ということを肝に銘じたいと思います。
お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。