次の一万円札の肖像画になる渋沢栄一翁ですが、著書である「論語と算盤」で多用されているのが、「忠恕」という言葉です。
「忠恕」は論語の一節にある言葉で、他人に対する「真心のこもった思いやり」を表します。また辞書でググると「自分の良心に忠実であること、他人に対する思いやりが深いこと」とあります。
数多くの企業の設立に関わった渋沢栄一翁ですが、大河ドラマにあったように後半生は社会福祉と国際親善に務められました。まさに「忠恕の心」を実践されたのです。
ていうか、渋沢栄一翁にとって多くの企業の設立そのものが、「忠恕の心」の実践であったのだと思います。何しろ企業とは、売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」を実現し、多くの人々に生活の糧を与え、生み出した利益から納税して社会を支える仕組みなのですから。
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