本日は改めて「心理的安全性」についてパート7です。

前回は、心理的安全性の低い職場では、一部の人だけが積極的に発言し、他の人は萎縮してしまうことについてお話しました。

また心理的安全性は、決して意見のぶつかり合いや活発な議論・討論を否定するものではなく、大切なのは相手の発言内容と、人格や尊厳とは別だと考えるスタンスだとお話しました。

なかなか人に率直な意見が言えない、ないしは言い方がパワハラチックになってしまうという方に、いくつか処方箋をお伝えしたいと思います。

その一つが「人は常にその人の最善を尽くしている」というスタンスです。

実は人は誰しもその時点での最善を尽くしていて、それが人生経験豊富な貴方や、人の気持ちが分かる貴女にとって、足りなく見えるだけのことです。

ですので大切なのは、それを情報として遠慮なくはっきりと、一方で感情を交えずに冷静に相手に伝えてあげるだけのことで、後はその貴重なフィードバック情報をもらった相手が、どう判断するかということです。

相手が感情を害するリスクを負いたくない、そんなリスクを負ってまで職場を良くしたいとは思わない、というメンバー一人ひとりの考え方が、心理的安全性の低い職場の本質かもしれません。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。