今回は、ステレオタイプに続く2つ目のアンコンシャス・バイアスである「慈悲的差別」について、お話させていただきます。
慈悲的差別とは、自分より立場が弱いと思う相手に対して、一方的に同情を寄せ、先回りして不要な配慮や気遣いをすることです。例えば、
◯子育て中の女性に、出張を頼むのはかわいそう
◯障がいのある人には、簡単な仕事を任せるべき
◯女性は機械が苦手だから、男性がやってあげるべき
などです。以前にした女性らしさ、男性らしさの話と同様に、確かにそのよう配慮されることを望まれる人もおられるとは思いますが、では全ての人がそうかというと、決してそうではないのであり、だとすると誰にでも「慈悲的差別」をしてあげた方がいいという思い込みは、やはりアンコンシャス・バイアスになってしまうのです。
お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。