本日は「人的資本経営」についてパート9です。

今回から、人的資本(投資)と人的資源(コスト)の考え方の違いについて、ご説明したいと思います。

人的資本の考え方は、時間と費用をかけて人財の成長を促進し、発想の多様性を活かし、人が集まる組織づくり行うことであるのに対して、人的資源の考え方は、人材を労働力として捉え、人員の確保と労務費の削減、効率的に仕事をさせる対象としての育成計画を立てることになります。

つまり、人的資本の考え方では人財を「投資対象」として大切に育成するのに対して、人的資源の考え方では人材を「コスト要因」として費用対効果を意識することになりますので、根本的な認識の違いがあるのです。

 

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