前回は、人的資本の考え方では人財を「投資対象」として大切に育成するのに対して、人的資源の考え方では人材を「コスト要因」として費用対効果を意識することをお話しました。
例えば「人材マネジメントの目的」という観点では、人的資本が価値の創造・人の成長・投資効果の見える化であるのに対して、人的資源では人の管理・オペレーション(作業手順)化・コスト意識になります。
また「人事制度」においては、人的資本の観点では、経営戦略に基づく人財戦略・持続的な企業価値の向上が目的であるのに対して、人的資源の観点では、経営戦略とは連動しない単なる人事制度の運用・改善が目的になります。
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