前回は、日本の人への投資が他の先進国と比べて、非常に低い水準にとどまっていることをお話しました。
これは他の先進国が、リーダー層の育成や社員の能力開発に多額の投資をしているのに対して、日本の社員教育はOJT(on the jobトレーニング=仕事をしながら教えること)が中心で、諸外国が人への投資(人的資本)の考え方であるのに対して、日本では社員教育の効率化(コスト意識)の考え方になっていることを表しています。
最近の日本の国際的な低賃金や円安の要因は、このようなところにもあるのかもしれません。
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