本日は「万邦共栄の楽しみをともにする」についてです。

お盆休みに読んだ日経ビジネスという雑誌の、終戦の日を迎えるにあたってのコラムに、日本の国家理念の話が出ていました。

もちろん日本は民主主義国家ですので、本来の国家理念は国会の議決を経た憲法や法令に記載されてあるべきですが、このコラムの執筆者の方は、昭和天皇の終戦の詔の冒頭にある「国民の健全を図り、万邦共栄の楽しみをともにする」という天照大神、神武天皇からの遺範を、自分は国家理念だと考え残りの生を全うしたいと記しておられました。

「万邦共栄の楽しみをともにする」とは、本来「弱肉強食ではなく、全員が共存する喜びをともにする」という意味だそうです。

残念ながら太平洋戦争当時の軍部の「大東亜共栄圏」という発想に利用されてしまい、日本古来のこの言葉は長く封印されているとのことですが、本来の意味を考えると「全国民の健全を図り、共に栄える喜びを国民全員で共有する」という考え方は、長く日本国家が継承してきた素晴らしい国家理念ではないかと、私も思います。

 

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