作成者別アーカイブ: 品川 祐一郎

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート14です。

今回から、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)がもたらす社外への悪影響についてお話します。

1点目は、マーケットやお客様の価値観・生活背景が多様化している中で、自社の常識と社外の価値観との間にズレが生じることで、自社のサービスや商品がアンマッチになってしまうことです。

また最悪の場合、偏った情報発信による炎上リスクも発生してしまいますので、注意が必要です。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート13です。

アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)がもたらす社内への悪影響の2点目は、適材適所の人材登用・活用が行われにくくなることです。

かつてのモーレツ社員のように、コア人材をいわゆる「男性・体育会系・長時間労働を厭わない人」などと無意識のうちに選択してしまうと、本来の意味での適材適所の配置や異動ができなくなってしまいます。

またそのような同質性の高い組織ほど、コンプライアンスや営業姿勢・ハラスメントなどの観点において、見落としがちなリスクが存在するのです。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート12です。

今回から、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)がもたらす組織への悪影響について、お話したいと思います。

まず社内への影響としては、職場の人間関係にネガティブな影響を与えることが考えられます。

例えば男性/女性/外国人材/障がいのある人/シニア層など、相手の属性に対して自分勝手なイメージを持ってしまい、互いの解釈のズレがハラスメントや人間関係の悪化につながってしまうことが挙げられます。

相手の属性に対してアンコンシャス・バイアスを持ってしまわないように注意する必要がありますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート11です。

前回は、当事者自身のアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)であるインポスター症候群(過小評価)によって、自身の役割を限定(性別役割分業)してしまい、女性活躍の機会を阻んでいるケースをご紹介しました。

また、周囲の社員や当事者が持つアンコンシャス・バイアスを、維持・強化するアンコンシャス・バイアスがあることにも注意が必要です。

◯上司がそう言っているのなら、そうなんだろう(権威バイアス)
◯みんながそう言っているのなら、そうするべきなんだろう(集団同調性バイアス)
◯自分は自分のバイアスであり、誰かに悪い影響を与えることなんてないだろう(正常性バイアス)
◯あの人もあの人もそうなので、きっとみんなそうに違いない(確証バイアス)
◯そう思ってしまうのは、当事者の性格のせいだろう(対応バイアス)

みんな心当たりがある内容ばかりですね。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート10です。

前回は、周囲のアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)である慈悲的差別(不要な配慮)が、女性活躍を阻む事例をご紹介しました。

また、当事者自身のアンコンシャス・バイアスであるインポスター症候群(過小評価)によって、自身の役割を限定(性別役割分業)してしまい、女性活躍の機会を阻むケースもあります。

◯組織のリーダーは、男性が向いているらしいから、自分がやってもうまくいかないだろう
◯うまくいってほめられたけど、自分にはそんな能力はないので、たまたま周りのメンバーに恵まれただけだろう

せっかく活躍・成長の機会が目の前にあるのに、残念ながら当事者(女性)自身が自分の役割を限定してしまっているのだと思います。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート9です。

前回は、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)により女性の役割が限定されることで、女性活躍の機会が阻害されることをお話しました。

例えば、育児中の女性は残業や出張はできない、というアンコンシャス・バイアスがありますが、子育て中の女性と一言で言っても、残業や出張への対応は人それぞれです。

本人の考えを確認せずに、過度な配慮で残業や出張を避けていると、職務の幅や視野を広げる機会が損なわれている可能性もあるのです。

実際、三菱UFJリサーチ&コンサルティング社の「正社員の子育て女性に関する調査」2016年によれば、あらかじめ分かっている残業・あらかじめ分かっている残業時間にかかる研修は、約4割の子育て中の女性が対応可能と答えています。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート8です。

前回まで、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)のうち、ステレオタイプ(決めつけ)、慈悲的差別(不要な配慮)、インポスター症候群(過小評価)についてご説明させていただきました。

そしてこれらのアンコンシャス・バイアスが、「女性活躍」を阻んでいることもお伝えしました。

◯営業職は男性の方が向いている(ステレオタイプ)
◯育児で大変だろうから、プレッシャーのかかる仕事は避けた方がよい(慈悲的差別)

このような周囲のアンコンシャス・バイアスにより役割が限定(性別役割分業)されてしまい、女性活躍の機会が奪われているケースが本当に多いと思います。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート7です。

今回は、3つ目のアンコンシャス・バイアスである「インポスター症候群」について、お話させていただきます。

インポスター症候群とは、能力があるにもかかわらず、自分を過小評価してしまうことです。例えば、

◯「管理職を目指して欲しい」と言われたが、「無理です」と答えてしまった
◯絶対失敗しないという確約がないと、挑戦できない
◯相手や周りの評価が気になってしまい、緊張する

などです。確かに女性のみなさんについては、会社や社会においてリーダー的な役割についている先達が少ないため、なかなか自信を持ってチャレンジできる状況ではないかもしれませんが、では女性が男性に比べて能力が劣っているかというと、全くそんなことはないのであり、やっぱり無理〜とか自信がないとかいうのは、「インポスター症候群」というアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)だったのです。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート6です。

今回は、ステレオタイプに続く2つ目のアンコンシャス・バイアスである「慈悲的差別」について、お話させていただきます。

慈悲的差別とは、自分より立場が弱いと思う相手に対して、一方的に同情を寄せ、先回りして不要な配慮や気遣いをすることです。例えば、

◯子育て中の女性に、出張を頼むのはかわいそう
◯障がいのある人には、簡単な仕事を任せるべき
◯女性は機械が苦手だから、男性がやってあげるべき

などです。以前にした女性らしさ、男性らしさの話と同様に、確かにそのよう配慮されることを望まれる人もおられるとは思いますが、では全ての人がそうかというと、決してそうではないのであり、だとすると誰にでも「慈悲的差別」をしてあげた方がいいという思い込みは、やはりアンコンシャス・バイアスになってしまうのです。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「アンコンシャス・バイアス」についてパート5です。

前回は、女性らしさ、男性らしさという概念自体が、今日ではアンコンシャス・バイアス(ジェンダーバイアス)であることをお話しました。

また内閣府男女共同参画局のアンケートのうち、男女とも多くの人が選択した「育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきではない」という項目も、アンコンシャス・バイアス(ジェンダーバイアス)の本質を突く、重要な問題を提起しています。

そこで次回からは、新たなアンコンシャス・バイアスである「慈悲的差別」と「インポスター症候群」について、お話させていただきます。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。