KNBふるさとスペシャル「役者はあなた~西村雅彦とラジオドラマを作ろう~」

こんばんは、社長の品川です。先日、KNBテレビ・ラジオ連動番組企画、8月15日放送のKNBふるさとスペシャル「役者はあなた~西村雅彦とラジオドラマを作ろう~」と、8月17日放送の西村雅彦監督ラジオドラマ「立山に想ふ 遠き日の約束」を視聴しました! 9月10日に行われる、次回北日本放送番組審議会の合評番組です…(^_^)

image

ラジオドラマの制作過程をドキュメント番組としてテレビ放送した後、そのラジオドラマを実際にラジオで放送するという、テレビ・ラジオという2つのメディアを同時に持つKNBさんならではの連動番組企画で、大変興味深く視聴させていただきました。

まずテレビのKNBふるさとスペシャル「役者はあなた~西村雅彦とラジオドラマを作ろう~」では、同窓会で友人からふるさと富山のために何かやったら、と勧められた西村さんが、生まれ育った富山への恩返しの思いから、富山高校放送部のみなさん始め、小学3年生から78歳までの富山県在住者をキャストに、ラジオドラマを制作する過程が描かれています。

西村さんがキャストをサプライズ訪問したり、練習風景、本番収録の様子などをナレーションも含めテンポよく描きながら、キャスト一人ひとりの人物像・キャラクターを自然に表現し、番組の主題であると思われる、キャスト一人ひとりのこのラジオドラマ制作に参加したことよる「変化」を、ドキュメンタリーとして描き出しています。

またラジオドラマ「立山に想ふ 遠き日の約束」では、富山の象徴でもある立山と旧大和、そして富山弁を番組のモチーフに、主人公の詩織と雄斗、その祖母と祖父である文子と昭和を、旧大和の過去と現在、すなわち富山大空襲で焼け残った大和と解体作業中の大和と重ね合わせながら、時空を超えた二元中継を、音だけの世界で感動的に描き出してくれました。

西村さんの安定感のあるセリフが要所を締め、富山の風土や地元ネタをふんだんに取り入れながら、富山弁のテンポのよさとキャスト一人ひとりのキャラクターを生かした、とても素敵な作品に仕上がっています。

またテレビのふるさとスペシャルを見ることによって、キャスト一人ひとりの人物像や制作時の関係者のご苦労を思い描きながらラジオドラマを聴くことができ、その結果、大変親近感と臨場感を持ってラジオドラマを聴くことができました。

番組最後の参加者全員の「笑顔」のコメントが、みなさんの達成感・充実感と、自分の新たな可能性に気付くことができた感動を視る者に伝えており、自分にも何か出来るんじゃないかという勇気が湧いた作品でした。おそらくほかの視聴者のみなさんも、ふるさと富山の良さと自分の新たな可能性に、気づきがあった番組だったのではないでしょうか?

あと個人的には、西村雅彦さんの大ファンになりました!(^_^)