本日は「オーバー・ジ・エア(OTA)」についてパート2です。

一昨日はクルマのアップデートサービス「オーバー・ジ・エア(Over the Air)」についてお話をしましたが、今回はパート2として私たち自動車販売業界のビジネスがどう変わっていくかについて説明させていただきます。

「オーバー・ジ・エア(OTA)」機能が搭載されたクルマは、ある日突然に自動運転などの新機能をオンラインでインストール・アップデートすることができるため(もちろん有料)、将来あたかも新車になったかのように生まれ変わる可能性があります。実際テスラという電気自動車メーカーは、もう既にこのOTA機能を売りにしています。

ということは、これまで囲い込む・掌握する対象はお客さま(クルマのオーナー様)であったところが、クルマのハード自体も囲い込み・掌握の対象になっていくということになります。

だって、中古車としてオークションに流した後に、トヨタの新機能がインストール・アップデートされて、第三者がトヨタの新車として販売してしまうかもしれないからです。

ですので、これからは一層「中古車ビジネス」が重要になります。いずれ下取り車は100%入庫、100%小売販売が当たり前になり、そのための「リース・残価設定型割賦販売」も、新中で100%が必須になります。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。