本日は「サーバント・リーダーシップ」についてパート13です。

前回は、リーダーシップは立場的リーダーと能力的リーダーの誰もが発揮できるものであり、またその人の個人的なキャラクターに関わらず、チーム内の状況に応じて適切に役割を演じたり果たしたりすることができるものであることをお話しました。

例えば、立場的リーダーを務める場合には、積極的にメンバー全員とコミュニケーションを取ってチームの目的・目標を共有し、常に先頭に立ってメンバーを引っ張る姿勢が求められます。

またチームを元気にする能力的リーダーを務める場合には、常にポジティブな言動を意識的に行い、ネガティブになっているメンバーに対しても積極的に関わり、寄り添う姿勢が求められます。

一方チームを冷静に落ち着かせる能力的リーダーを務める場合には、常に一歩引いてチーム全体を冷静に観察し、目的・目標に向かってチームが正しい方向に進んでいるかどうか、落ち着いて分析する必要があります。

そしてチームのベテランとしてアンカーを務める場合には、立場的リーダーを陰に陽に支えつつ、常に立場的リーダーの判断を正確にする努力と姿勢が求められます。

野球やサッカーなどのチームスポーツをされたことがある人は理解しやすいと思いますが、チームの中で自分が置かれた立場と役割を常に意識して、チームの目的・目標の達成のためにメンバー全員が最善を尽くすことを、真のチームワークと呼ぶのだと思います。

 

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