前回は「落ち込んでいる」という状況について、実は自分自身で「落ち込みを選択している」というお話をしました。
では、人はなぜ落ち込みを選択するのでしょうか?
選択理論心理学によれば、人が落ち込みを選択するのには3つの理由があり、それは①怒りを抑えるため、②援助をもらいたいため、③逃避するためになります。
①の「怒りを抑えるため」は、人は落ち込みを選択することにより、思い通りにいかないことからくる怒りの気持ちを抑え、争いやトラブルを避けようとする知恵です。
また② の「援助をもらいたいため」は、落ち込んでいる姿を人に見せることにより、お願いすることなく助けを求めることができることを知っているからです。
そして③ の「逃避するため」は、これも落ち込んでいる姿を人に見せることにより、やりたくないことや恐れていることをやらないで済む言い訳にするためです。
「落ち込みを選択する」ことは、実はちゃんと効果(メリット)を考えた、合理的(打算的?)な行動だったのですね。
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