作成者別アーカイブ: 品川 祐一郎

本日は「Beの幸せ、Doの幸せ」についてです。

3日連続で「前輪が理念、後輪が利益」に関連する話になりますが、今日もセコム会長さんの「Beの幸せ、Doの幸せ」という言葉をご紹介します。

曰く「Beの幸せ」とは、健康である、仲間がいるといった喜び。

一方「Doの幸せ」とは、何かしら物事を成し遂げたときの喜び。

どちらの幸せも大切だけれど、大切なのはその順序で、「Beの幸せ」があってその先に「Doの幸せ」がある。

Beの幸せは「ウェルビーイング(身体的にも、精神的にも、社会的にも良好な状態)」とも言い換えられますが、社員が生き生きとして幸せでなければ成長は意味がない、もっと言うと、社員の幸せなき成長はしてはならないのだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」についてです。

前々回からお話している「前輪が理念、後輪が利益」に関連する話として、論語という中国の古典に「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」という言葉があります。

現代語に訳すと「立派な人物は、それが正義であるかどうかをすぐに考えるが、つまらない人物は、利益になるかどうかとすぐに考える」ということです。

昨今コンプライアンス(法令遵守)について様々な取組みを行っておりますが、大切なのは先ずそれが社会的に正しいこと(正義)かどうかを考えることであって、間違っても利益のために仕方なく、社会的に正しくないことをしてはならないということです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「社会にとって正しいかどうか」についてです。

昨日はセコム会長さんのお話「前輪が理念、後輪が利益」をご紹介しましたが、セコムの企業理念「社会に有益な事業を行う」は、本当に素晴らしい理念だと思います。

私たちが日々の企業活動を行う中で、理念は会社としての社員共通の判断基準として存在しますが、セコムの場合それが「社会にとって正しいかどうか」ということなのです。

もちろん利益は企業存続のために必要不可欠ですが、その前提、土台にあるのが判断基準としての「理念」であり、まさに理念と利益はクルマの両輪(前輪と後輪)なのだと思います。

ちなみに品川グループの理念「すべての人々の幸せと発展のために。」(三方よし)は、具体的に言うと次の通りです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「前輪が理念、後輪が利益」についてです。

以前の社長メッセージで、渋沢栄一の「論語と算盤」と、二宮尊徳の「道徳と経済」の話をご紹介しましたが、今週号の日経ビジネスの巻頭インタビューで、セコムの会長さんが自転車で言えば「前輪が理念、後輪が利益」という話をされていました。

曰く、「私はこの(理念と利益という会社経営の)両輪を、自転車のイメージで捉えています。前輪が理念、後輪が利益。ハンドルで操作する前輪で行き先を決め、ペダルにつながった後輪が推進力を生む。理念だけでは進まないし、利益だけでは方向が分からないのです。この順序が重要で、あくまでも理念が先です。」

つまり、会社経営において「理念と利益」は自転車の両輪で、「前輪の理念」で進む方向を決めて「後輪の利益」で前に進む力を生む。

「前輪が理念、後輪が利益」とは、経営には理念と利益の両方が必要で、かつ理念が先で利益が後ということを肝に銘じたいと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「二宮尊徳」についてです。

薪を背負って読書をする像で有名な二宮金次郎さんですが、歴史上は農政家の「二宮尊徳」として知られています。

二宮尊徳は江戸時代に小田原の貧しい農家に生まれ、苦学して育ち、後に小田原藩の農政の再興や、農村の再建に力を発揮して、晩年には幕府に召し抱えられるまでになります。

そんな二宮尊徳さんの言葉に、「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である。」というものがあります。

昨日の渋沢栄一の「論語と算盤」と同様に、道徳(理念)と経済(利益)はクルマの両輪であり、どちらかだけでは経済社会は成り立たないと説かれたものです。

私たちも「三方よし」の経営理念と、「売上・利益」といった業績を兼ね備えた企業体を目指して、これからも頑張っていきましょう。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「信頼せねば、人は実らず」についてです。

三日連続の山本五十六の言葉ですが、実は三の句もあるんです。

それは「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」です。

そのままでもよく分かりますが、敢えて言い換えると「取り組んでいる姿を感謝の心を持って見守って、信頼してあげなければ、人は大成しないでしょう」という感じでしょうか。

リーダーや職場の先輩のみなさん、メンバーや後輩に関わる自分のあり方として、

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

という人の上に立つ者としてのあり方、姿勢を常に意識して、仲間に接してみてください。きっとその心が伝わり、仲間は自ら成長してくれるはずです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「任せてやらねば、人は育たず」についてです。

昨日に続き山本五十六の言葉ですが、実は「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」には続きがあります。

それは「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」です。

現代語に訳すと「しっかりと話し合い、意見を傾聴して承認し、任せてあげなければ人を育てることはできないでしょう」という感じでしょうか。

改めてリーダーや職場の先輩のみなさん、メンバーや後輩との日々の関わり合いの中で、

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

のスタンスで、愛情を持って仲間を見守ってみてあげてください。きっと期待に応えてくれるはずです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「ほめてやらねば、人は動かじ」についてです。

本日も新人研修ネタですが、みなさんは、山本五十六(いそろく)連合艦隊司令長官の言葉、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」をご存知でしょうか?

現代語に訳すと「まずは自分でやって見せて、次にしっかりと説明して実際にやってもらい、できたらほめてあげなければ人を動かすことはできないでしょう」という感じでしょうか。

ぜひリーダーや職場の先輩のみなさん、メンバーや後輩との日々の関わり合いの中で

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

のスタンスで、愛情を持って仲間に寄り添ってあげてみてください。きっと何かが変わると思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」についてです。

本日も新人研修ネタですが、育成する側のあり方として「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というスタンスが重要だと思います。

とかく私たちはある仕事を未経験の部下や後輩に対して、「やり方を教える」のではなく「代わりにやってしまう」ことがままあります。

実際その方が短時間で正確な仕事ができるし、やってもらう方も課題を楽に解決できるかもしれません。

しかしそれでは部下や後輩は育たないし、逆に依存心が生まれ成長の機会を奪ってしまうことにもなりかねません。

時間はかかりますが「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」ことが、人財育成の基本的なあり方であり、部下や後輩への本当の意味での愛情なのだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「すべて質問か提案だと考える」についてです。

毎年の新入社員研修で、私が必ずお話することがあります。それは、何を言われてもプロとして「すべて質問か提案だと考える」ということです。

社会人になると、お客様との商談や上司とのコミュニケーションにおいて、もちろんハラスメントは法令違反ですが、言われる方にとっては厳しい一言や、嫌な話があります。

その様な場合、すべての情報を相手の言い方や表情に関わらず、自分の成長のための「質問か提案」に変換して、受け取ることをお勧めしています。

例えば、お客様からのクレームや上司からの教育的指導について、「どうして私が言うようにやってくれないんですか?」という質問か、「もっとこうしたらいいと思うのですがいかがですか?」という提案だと考え、プロとして自分の成長や組織の発展に役立つことであれば、その言い方や表情に関わらず「ありがとうございます」ですし、反論が必要であれば、プロとして相手が理解できるようにしっかりと説明する、ということだと思います。

ちなみにこの「すべて質問か提案だと考える」ことは、社会人30年目を迎える私の成長にも未だに役立っています。コントロールできない他人の言動よりも、コントロールできる自分の考え方に集中し、幸せな人生を歩みましょう。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。