先日はクルマのアップデートサービス「オーバー・ジ・エア(Over the Air)」への対応として、クルマのハード自体の囲い込み・掌握向上が重要となり、そのため「中古車の下取・小売」と「リース・残価型割賦販売」への更なる取組み強化が必要となる、という話をしました。
別の見方をすると、クルマのハードがオンラインで更新されていくため、お客さまはなかなかクルマを買い替えられなくなり、またサービス入庫されなくなるという、我々自動車ディーラーにとって厳しい時代を迎えることが予想されます。
では我々はどうすればいいのでしょうか。逆転の発想で、オーバー・ジ・エア(OTA)時代のお客さまニーズを見据えて、今から意識変革・行動変容を行い、自分達を鍛えておくということだと思います。
オーバー・ジ・エア(OTA)時代の、お客さまの立場に立ってみてください。クルマの機能はアップデートされて進化していきますが、クルマの形(かたち)はオンラインでは変わりません。またタイヤや足回り、ボディや室内空間に関するニーズも変わりません。そしていつの時代も、IT関係が苦手というお客さまもいらっしゃることでしょう。
結論を言うと「まち一番のクルマのコンサルタント、お医者さん」になるということです。ハードは引き続き世界一の自動車メーカー、トヨタ自動車から弊社は仕入れますので、我々はオーバー・ジ・エア(OTA)の時代を迎えようがいつだろうが、「まち一番のクルマのコンサルタント、お医者さん」になるということです。
お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。