本日は「サーバント・リーダーシップ」についてパート9です。

前回は、サーバント・リーダーシップの具体的な行動の5つ目である「説得(Persuasion)」とは、組織の中で意思決定するにあたり、地位に基づく権限によってメンバーを従わせるのではなく、目的や背景・理由を説明したり意見を聞くなどのコミュニケーションをしっかりと行って、意見や解釈の相違がある場合には粘り強く交渉するなどメンバーの納得を得られるように努力していくことであるとお伝えしました。

ここで最近よく聞く話をお伝えします。社長が心理的安全性とかサーバント・リーダーシップとか言い出されてから、立場的リーダーの自分はみんなに遠慮して何も言えなくなってしまい、どうしたらいいのか困っているとのこと。

心理的安全性のテキストにも前回のサーバント・リーダーシップの説得の項にもありますが、決してリーダーはメンバーの気兼ねのない自由な発言を全て受け入れる必要はなく(但し一旦は傾聴してください)、内容によってはしっかりと反論し、チームのルールや組織の理念・ビジョン・指針・方針に基づき、遠慮なく正しい方向へ「説得」する能力を磨くことがが大切になってくるのです。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。