本日は「サーバント・リーダーシップ」についてパート8です。

前回は、サーバント・リーダーシップの具体的な行動の4つ目である「気づき(Awareness)」とは、物事を客観的に見て本質を見極めたり、今まで目を向けていなかったことに目を向けられるようになることであり、日々の様々な変化や自分の五感を通した新しい情報から気づきと学びを得て、自身や仲間の成長に貢献できるようになる能力であることをお伝えしました。

そして今回は、サーバント・リーダーシップの具体的な行動の5番目「説得(Persuasion)」についてお話したいと思います。

説得とは組織の中で意思決定するにあたり、地位に基づく権限によってメンバーを従わせるのではなく、きちんと説明したり意見を聞くなどして、メンバーの納得を得られるように努力していくことを言います。

この納得・説得が不十分であると、メンバーのモチベーションは下がっていくことが予想されます。

そうならないようにするためには、先ず組織の意思決定の目的や背景、理由をしっかりとメンバーに伝え、それがちゃんと伝わっているか双方向のコミュニケーションにより確認し、意見や解釈の相違がある場合には粘り強く交渉して理解を得る姿勢(=説得力)を身につけることが、リーダーシップには大切になってくるのです。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。