本日は「サーバント・リーダーシップ」についてパート18です。

前々回は、会社のリーダーとしては自分の人生理念を会社の経営理念になるべく重ね合わせていかないと、徐々にメンバーに対して言行不一致になってしまい、自分のメッセージがメンバーにしっかりと伝わらなくなってしまうことをお伝えしました。

一つの例でご説明します。例えばリーダーが会社の「健康優良企業を目指す」というビジョンに基づき「健康は大切だ」と日頃からメンバーにメッセージしているのに、自分は暴飲暴食・喫煙など不健康な生活をしていたとしたら、メンバーにはどのようなメッセージが伝わるでしょうか?

ただここで私が言いたいのは、決して何か嬉しいことがあった時でも好物のカロリーの高いものを食べてはいけないとか、立場的リーダーは禁煙しなければならないとか、そんなことを言っているのではありません。

品川グループはダイバーシティ(多様性)を尊重しているので、みなさん一人ひとりの生き方は、みなさん個々人の自由な選択です。「みんな違って、みんないい」です。

ただ、やはり立場的リーダーをチームから任されたり、能力的リーダーとしてチームに貢献するにあたり、チームの方針と自分のあり方がズレてしまっていては、強いリーダーシップを発揮することは難しくなります。

会社の理念やビジョンは、基本的に動きません。リーダーとして自分の人生理念を会社の経営理念とどう位置づけるのか、立場的リーダー・能力的リーダーそれぞれの選択が問われているのです。

 

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。