作成者別アーカイブ: 品川 祐一郎

本日は「YOUの視点」についてです。

みなさんは、トヨタ自動車の豊田章男社長がよく言っておられる「自分以外の誰かのために頑張る」と聞かれて、どう思われるでしょうか?

感じ方は人それぞれだと思いますが、実は仕事で成功している人や、幸せな人生を送っている人の共通項の一つが、この「自分以外の誰かのために頑張る」ことができるかどうかだと思うんです。

自分が仕事で成功して幸せになるために、頑張って実績を上げるのか、

それともお客さまや仲間の笑顔のために、また愛する家族や親孝行のために頑張ったら、実績が上がったのか、

どちらも正解だと思いますが、前者は「もういいや」と息切れしがちなのに対し、後者を本気で思っている人は、いつまでたってもモチベーションが途切れないのだと思います。

昨年来オリンピック選手のインタビューを聞いていて、成功者は必ず「YOUの視点」で自分以外の誰かのために頑張り、極限状態で先ず「感謝」を口にするのだなと思いました。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「人の力を借りられる能力」についてです。

人間、一人の力でできることは限られていますが、組織・チームの力でより大きな成果をあげることが可能になります。

その際に重要になるのが「人の力を借りられる能力」です。アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓碑には「己よりも優れた者と共に働く技を持つ者ここに眠る」と刻まれているそうです。

それでは、どうすれば「人の力を借りられる能力」を身につけることができるのでしょうか?

様々な方法があると思いますが、私はまず「自分以外の誰かのために頑張れる人間になる」ことだと思います。

お客さまのために頑張れると、お客さまが応援してくれる。

仲間のために頑張れると、仲間が応援してくれる。

地域社会のために頑張れると、地域社会が応援してくれる。

「人の力を借りられる能力」とはつまるところ、「自分以外の誰かのために頑張れる能力」のことだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「重要な参考情報」についてです。

以前ある経済団体主催の講演会で、警視総監や内閣危機管理監を務めた警察庁OBの方のお話を聞く機会がありました。

内容は「危機管理のマネジメント」的なテーマだったと思いますが、その中で私が今も鮮明に覚えているのが「部下の進言は重要な参考情報」という言葉です。

組織のリーダーは常に判断と選択を求められますが、その中で部下からのメッセージは「重要な参考情報」として最大限の尊重をしつつ、最後は自身が責任を持って理念やビジョン、データやリスクに基づいて判断していくという、リーダーとしての基本姿勢を学ばせていただきました。

と同時に、私自身が誰かにメッセージする場合も常に「重要な参考情報」としてお伝えする様に心がけています。

自分をコントロールするのは他でもない自分自身であるという自覚と、他人は常に「重要な参考情報」を提供してくれる有難い存在として、感謝の気持ちを持つことが大切だと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「幸せの青い鳥」についてです。

みなさんは、ベルギーの詩人メーテルリンクの童話「青い鳥」をご存知でしょうか?

この童話は、主人公の兄妹チルチルとミチルが、クリスマス前夜に魔法使いのおばあさんに頼まれて、妖精に導かれながら「幸せの青い鳥」を探すお話です。

チルチルとミチルは様々な場所を訪れますが、結局青い鳥を持ち帰ることはできず、翌朝お母さんに起こされて目が覚めると、部屋の中の鳥かごの中に「青い羽根」を見つける、というストーリーです。

つまり「幸せの青い鳥」は、実は手の届く身近なところにいる、ということにチルチルとミチルは気づくのですが、これは「ウェルビーイング(心身ともに健康で社会的にも良好な状態)」にもつながる考え方です。

私たちは、とかく「幸せの青い鳥」を探して満たされない思いを持ってしまいがちですが、実は健康であることや、家族や仲間のサポートなど、身近なところに普段は気づかない幸せがあり、それに感謝することが大切なのだと思います。

これからも身近な「幸せの青い鳥」に感謝して、ウェルビーイングな日々を過ごしましょう。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「Beの幸せ、Doの幸せ」についてです。

3日連続で「前輪が理念、後輪が利益」に関連する話になりますが、今日もセコム会長さんの「Beの幸せ、Doの幸せ」という言葉をご紹介します。

曰く「Beの幸せ」とは、健康である、仲間がいるといった喜び。

一方「Doの幸せ」とは、何かしら物事を成し遂げたときの喜び。

どちらの幸せも大切だけれど、大切なのはその順序で、「Beの幸せ」があってその先に「Doの幸せ」がある。

Beの幸せは「ウェルビーイング(身体的にも、精神的にも、社会的にも良好な状態)」とも言い換えられますが、社員が生き生きとして幸せでなければ成長は意味がない、もっと言うと、社員の幸せなき成長はしてはならないのだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」についてです。

前々回からお話している「前輪が理念、後輪が利益」に関連する話として、論語という中国の古典に「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」という言葉があります。

現代語に訳すと「立派な人物は、それが正義であるかどうかをすぐに考えるが、つまらない人物は、利益になるかどうかとすぐに考える」ということです。

昨今コンプライアンス(法令遵守)について様々な取組みを行っておりますが、大切なのは先ずそれが社会的に正しいこと(正義)かどうかを考えることであって、間違っても利益のために仕方なく、社会的に正しくないことをしてはならないということです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「社会にとって正しいかどうか」についてです。

昨日はセコム会長さんのお話「前輪が理念、後輪が利益」をご紹介しましたが、セコムの企業理念「社会に有益な事業を行う」は、本当に素晴らしい理念だと思います。

私たちが日々の企業活動を行う中で、理念は会社としての社員共通の判断基準として存在しますが、セコムの場合それが「社会にとって正しいかどうか」ということなのです。

もちろん利益は企業存続のために必要不可欠ですが、その前提、土台にあるのが判断基準としての「理念」であり、まさに理念と利益はクルマの両輪(前輪と後輪)なのだと思います。

ちなみに品川グループの理念「すべての人々の幸せと発展のために。」(三方よし)は、具体的に言うと次の通りです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「前輪が理念、後輪が利益」についてです。

以前の社長メッセージで、渋沢栄一の「論語と算盤」と、二宮尊徳の「道徳と経済」の話をご紹介しましたが、今週号の日経ビジネスの巻頭インタビューで、セコムの会長さんが自転車で言えば「前輪が理念、後輪が利益」という話をされていました。

曰く、「私はこの(理念と利益という会社経営の)両輪を、自転車のイメージで捉えています。前輪が理念、後輪が利益。ハンドルで操作する前輪で行き先を決め、ペダルにつながった後輪が推進力を生む。理念だけでは進まないし、利益だけでは方向が分からないのです。この順序が重要で、あくまでも理念が先です。」

つまり、会社経営において「理念と利益」は自転車の両輪で、「前輪の理念」で進む方向を決めて「後輪の利益」で前に進む力を生む。

「前輪が理念、後輪が利益」とは、経営には理念と利益の両方が必要で、かつ理念が先で利益が後ということを肝に銘じたいと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「二宮尊徳」についてです。

薪を背負って読書をする像で有名な二宮金次郎さんですが、歴史上は農政家の「二宮尊徳」として知られています。

二宮尊徳は江戸時代に小田原の貧しい農家に生まれ、苦学して育ち、後に小田原藩の農政の再興や、農村の再建に力を発揮して、晩年には幕府に召し抱えられるまでになります。

そんな二宮尊徳さんの言葉に、「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である。」というものがあります。

昨日の渋沢栄一の「論語と算盤」と同様に、道徳(理念)と経済(利益)はクルマの両輪であり、どちらかだけでは経済社会は成り立たないと説かれたものです。

私たちも「三方よし」の経営理念と、「売上・利益」といった業績を兼ね備えた企業体を目指して、これからも頑張っていきましょう。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「信頼せねば、人は実らず」についてです。

三日連続の山本五十六の言葉ですが、実は三の句もあるんです。

それは「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」です。

そのままでもよく分かりますが、敢えて言い換えると「取り組んでいる姿を感謝の心を持って見守って、信頼してあげなければ、人は大成しないでしょう」という感じでしょうか。

リーダーや職場の先輩のみなさん、メンバーや後輩に関わる自分のあり方として、

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

という人の上に立つ者としてのあり方、姿勢を常に意識して、仲間に接してみてください。きっとその心が伝わり、仲間は自ら成長してくれるはずです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。