作成者別アーカイブ: 品川 祐一郎

本日は「責任と被害者」についてパート4です。

前回は「責任」と「被害者」のそれぞれの立場で得られるもの、についてお話しました。そしてその立場の選択により、その人の人生や周りからの評価が決まっていくことをお話しました。

実は品川グループの行動指針は、前半の5つ(チームワーク・誠実・貢献・感謝・規律)は社是・経営理念に基づいており、後半の5つ(成長・ポジティブ・チャレンジ・改善・リーダーシップ)はこの「責任」の概念に基づいています。

また現在の品川グループの人事評価制度において、行動評価は「行動指針」の10項目によって行われています。

つまり品川グループで求められる人財は、「経営理念」と「責任」の概念に基づいて行動できる人財なのです。

社長と語る会で社員のみなさんから、よく昇進の基準についてのご質問をいただきますが、「実績評価」の指標に加えて、①「経営理念」に基づいた行動と、②「被害者」ではなく「責任」の立場を選択できているかどうか、と説明させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「責任と被害者」についてパート3です。

前回は「責任」の定義(自分が源と考え、他人も自分も責めずに、できることを考えて行動する)と、品川グループの行動指針との関わり(成長・ポジティブ・チャレンジ・改善・リーダーシップ)についてお話しました。

「責任」の立場と「被害者」の立場には、実はそれぞれにメリットがあります。

例えば「苦手な仕事」について、「責任=自分が源」の立場では、果敢にチャレンジすることにより「達成感、自立、自尊心」が得られるのに対して、「被害者」の立場では、できない理由を人のせいにすることにより「自己正当化、逃避、傷つかない」という自己満足が得られます。

私たちは日々たくさんの判断と選択をしていますが、それぞれ「責任と被害者」のどちらの立場を選んでいくかで、その人の人生や周りからの評価が決まっていくのだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「責任と被害者」についてパート2です。

前回は、全てが「自分が源」と捉える「責任」の立場と、全てを「人のせい」と考える「被害者」の立場についてお話しました。

これは何事においても「自分が源」と考えることにより、人生の主導権を他人に左右されずに自分で取っていくこと、また品川グループの行動指針にもある通り、何事も「改善」の機会と捉えて「ポジティブ」に「チャレンジ」して「成長」し、常に自分の人生やチームの「リーダーシップ」を取ってていくことであって、決して「自分を責める」ということではありませんのでご注意ください。

ですので「責任」という言葉の定義は、「問題の本質を把握し、自分が源と考え、他人や周りや自分を責めずに、目的や目標達成のために、できることを考えて行動する」ということになります。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「責任と被害者」についてです。

みなさん「責任」の反対語は何だと思いますか?

「無責任」という言葉もありますが、ここでは「被害者」とさせていただきます。

つまり「責任」は全てが「自分が源」という考え方であるのに対して、「被害者」は全てが「人のせい」という考え方です。

もちろん、ある出来事に対して、客観的に誰に「責任」があって、誰が「被害者」かという議論はできます。

ただ一人ひとりの物事の捉え方として、常に「責任」の立場に立つか、「被害者」の立場に立つかで、その人のその後の行動や思考は大きく異なります。

常に「責任」の立場を選ぶと、自分の行動を反省したり、考え方を見直したりして成長できるのに対し、常に「被害者」の立場を選んでしまうと、何事も「人のせい」になってしまい、ネガティブな考え方に支配され自分の成長にはつながりません。

つまり「責任」の立場は、常に人生の主導権を自分で握れるのに対して、「被害者」の立場は、常に人にコントロールされる人生を選択することになります。

どちらの人生の方がいいと思いますか?

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「品川グループの社会貢献活動」についてです。

前回は、住友グループの事業精神である「自利利他 公私一如」についてお話しました。そして「自己を愛し、利他に徹せよ」という言葉をご紹介しました。

品川グループは募金、献血、植樹、ベルマーク、交通安全など、長年にわたり社会貢献活動に取り組んでいますが、その目的はまさに「自利利他=自己を愛し、利他に徹する」ことであり、またそれは「事業を通じて全ての人々の幸せと発展に寄与する」という経営理念の実践であり、近年では「SDGs=事業を通じて社会課題を解決すること」につながります。

そしてそれらの結果として売上・利益を上げて、ES、CSを向上する原資とし、納税を行い社会に貢献していきます。

全てのことが実は一つにつながっていますので、今までもこれからも、ご理解ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「自利利他 公私一如」についてです。

前回まで自利利他、忘己利他、ノブレス・オブリージュについてお話しましたが、今日は「住友グループの事業精神」を表す言葉である「自利利他 公私一如(じりりた こうしいちにょ)」についてご紹介します。

品川グループの長年の取引メーカーである住友ゴム工業(ダンロップタイヤ)の所属する、住友グループ広報委員会さんによれば、

「自利利他」とは仏教用語で、「自らの仏道修行により得た功徳を、自分が受け取るとともに、他のためにも仏法の利益をはかる」という意味で、また「公私一如」とは、「公」に思えることも「私」に通じ、この二つは相反せず一つのものであるという意味です。

つまり「自利利他 公私一如」とは、住友の事業は「住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない」と、「公益との調和」を強く求めているものです。

とのことです。大切なのは公私のWin-Winの関係であり、また自己の幸せ・発展と社会の幸せ・発展はイコールということを言っておられます。そしてこれは、前回お話した「与える=与えられる」「for you = for me」にも通じる話です。

自利利他と同じ意味の言葉に「自己を愛し、利他に徹せよ」という言葉がありますが、実は「自分を大切にするからこそ、利他に徹する必要がある」という、長く続く先人からの教えなのだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「ノブレス・オブリージュ」についてです。

前回まで「自利利他」、「忘己利他」についてお話をしましたが、欧米の「ノブレス・オブリージュ」という概念も、同様な考え方だと思います。

この「ノブレス・オブリージュ」は、「財力・権力・社会的地位には、それに相応しい社会的責任や義務が伴う」という意味ですが、見方を変えると「社会的責任や義務を果たす者に、財力・権力・社会的地位は与えられる」ということでもあります。

長い歴史を重ねた世界人類共通の価値観として、「与える者にこそ、与えられる」、「与える = 与えられる」、「for you = for me」の精神を、しっかりと理解したいものだと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「忘己利他」についてです。

仏教用語が続きますが、今日ご紹介する「忘己利他(もうこりた)」は、比叡山延暦寺を開いた天台宗の開祖、伝教大師最澄(さいちょう)の言葉です。

この「忘己利他」は、文字通り「自分のことを忘れるほど、他人のために生きること」という意味ですが、先日ご紹介したお釈迦様の言葉「自利利他」と同様に、「他人のために生きることが、結果的に自分のために生きることにつながる」ということを表しています。

そう言えば昨年亡くなられた作家の瀬戸内寂聴さんも、以前「金スマ」という番組で、「忘己利他(もうこりた)という生き方は、まさに『貢献』の生き方です」とおっしゃっておられました。また自分だけのことを考えて生きるのに「もう懲りた」とも笑。

この「忘己利他」は、トヨタイムズで豊田章男社長が常々言われている「自分以外の誰かのために頑張る」にも通じますよね。

ちなみに「忘己利他」は、交通遺児を励ます募金活動の預託先である「富山県善意銀行」を始めとする、全国善意銀行組織の理念でもあります。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「自利利他」についてです。

先日は豊田綱領の第五項「神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし」のお話をしましたが、「報恩感謝」と同じく仏教用語に「自利利他(じりりた)」があります。

これは「自利とは自らの幸せ。利他とは相手の幸せ。幸せになりたければ、利他に心がけよ」というお釈迦様の教えで、「幸せになりたければ、相手を思いやりなさい。相手の幸せを思いやってかけた言葉や行動は、必ずあなた自身に思いやりとなって返ってきますよ」ということです。

つまり「自利利他」とは、利とは「幸せ」という意味であり、「相手の幸せを思いやることが、自分の幸せにつながる」ということです。

一口に「利他」と言われてもなかなかピンとこないかもしれませんが、もともとが「自利利他」という言葉であれば、誰しも自らの経験から理解しやすいのではないかと思います。

ちなみに同じ意味の諺(ことわざ)に、「情けは人の為ならず(人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる)」があります。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「感謝とあたりまえ」についてパート2です。

前回は「感謝」の反対語が「あたりまえ(当前→当然)」という話をさせていただきました。

人に何かをしてもらったというある「事実」に対して、「感謝」と捉えるか「当たり前」と捉えるか、それはその人の「解釈」の問題で、同じ「事実」に対して人によって「解釈」が異なるということでもあります。

「事実は一つ、解釈は無数」と言われますが、人に何かをしてもらった時に「当たり前」ではなく「感謝」という解釈ができる人間になりたいものですよね。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。