作成者別アーカイブ: 品川 祐一郎

本日は「習慣化」についてです。

みなさん、トヨタ生産方式の「5S」のうち、5番目のSって何かご存知ですか?

整理・整頓・清潔・清掃の4Sに加えて、5番目のSは「習慣化」になります。

4Sが頭で分かっていても、歯磨きレベルで「習慣化」されていないと、出来ていることにはならないということです。

世の中には、知っている、分かっていることでも、実際に行なえているか、出来ているかというと、そこには大きな壁があります。それを「習慣化」の壁と言います。

ぜひ仕事における基本活動が、自分の職場で「習慣化」されているかどうか、確認をされてみてはいかがでしょうか。

最後にマハトマ・ガンジーの言葉をご紹介します。「習慣化」するためには、まず考え方を変えることが大切です。

思考が変われば、言葉が変わる。

言葉が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「風通しの良い職場」についてです。

みなさんは、風通しの良い職場とは、どのような職場だと思われますか?

一昨日は「心理的安全性」についてお話しましたが、私が考える「風通しの良い職場」とは、「心理的安全性の高い職場」のことだと思います。

つまり、メンバーがみな自由に意見が言えて、それでいてリーダーのおかげで間違った方向に行くことはない、仲間への信頼感とリーダーへの信頼感という2つの安心感のある職場、これがまさに「風通しの良い職場」だと思います。

風通しの良い職場では、みな安心して相談し合えて、また仮に意見の相違があっても、リーダーを中心に最後は一つにまとまり、チームの目的・目標に向かって「ONE TEAM」で進むことができます。

現在のあなたの職場の風通しの良さは、100点満点中何点でしょうか?

またそのうち、あなた自身の貢献度は何点でしょうか?

まず自分が100点を目指し、続いて仲間にも遠慮なく100点を求めましょう。特に立場的リーダーのみなさん、ぜひ頑張ってください!

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「心理的安全性」についてです。

みなさんは「心理的安全性」という言葉をご存知でしょうか?

最近チーム活動においてよく聞かれるようになった言葉ですが、私なりに解釈すると「自由に意見が言い合えて、かつチームは常に正しい方向に進む」状態のことです。

このような状態の組織には、2つの安心感があります。一つは「仮に間違ったことを言っても、恥ずかしい思いをしない」こと、もう一つは「チームで意見を出し合えば、リーダーを中心にいつも正しい方向に進んでくれる」ことです。

ぜひそんなチームに所属したいですよね。ちなみにあなたの所属するチームは、現在どのような状態でしょうか?

心理的安全性の高いチームになるためには、リーダーだけでなくあなたの役割も重要です。それには「人の意見を否定せず、まずしっかり聴くこと」、そして常にリーダーの立場に立って「チームにとって正しいことは何か、考え続けること」です。

ぜひ「心理的安全性の高い職場」を実現していきましょう。きっと従業員満足も、お客さま満足も高くなるはずです。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「バックキャスティング」についてです。

みなさんは、バックキャスティングという言葉を聞いたことがありますでしょうか?

バックキャスティングとは「未来からの逆算」という意味で、SDGsの重要な考え方の一つです。

未来がこれまで(過去・現在)の延長線上にあるような取組みについては、「現状改善(フォアキャスティング)」で対応することが可能です。

それに対して、未来が過去や現在の延長線上にない取組みは、SDGsのように理念やビジョンに基づいて未来の姿(Goals : 目標)を構想し、そのゴールから逆算して現在の取組みを進める必要があります。

まず重要なのは、未来の姿(目的・目標)を明確に思い描くことです。

そしてその未来から逆算して(バックキャスティング)、現在取組むことを考え期限までに実行することです。

みなさんは、自分や会社のどんな未来を思い描き、そこから逆算して行動できていますか?

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「不易流行」についてです。

私の座右の銘である「不易流行」ですが、みなさんはこの言葉を提唱した「松尾芭蕉」という人をご存知でしょうか?

松尾芭蕉は句集「奥の細道」の著書で、五七五に季語を加えた「俳句」を芸術の域まで高めた江戸時代の俳人です。

松尾芭蕉の功績は、日本伝統の和歌・短歌(五七五七七)の歴史と伝統を守る(不易)ために、あえて庶民にも親しみやすい俳句を世間に普及(流行)したことです。

ですので「不易流行」を私の言葉で言い換えると、「歴史と伝統を守るために、あえて時代の変化に合わせて新しいことに取組むこと」です。

自動車業界は今「100年に一度の大変革期」にあると言われていますが、品川グループ105年の歴史と伝統を守るためにも、「不易流行」の精神で、あえて時代の変化に合わせて新しいことに取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「組織の力」についてです。

みなさんは、組織の力を表す「早く行きたければ一人で行け、遠くに行きたければみんなで行け」という言葉をご存知ですか。

私たちはチームで仕事をしています。チームで取組めることのメリットは「みんなで行ける」ことです。

一人で行った方が、きっと早く目的地に着けるでしょう。でも私たちの会社組織が目指している目的地は、例えば次の100年先という「遠く」です。

また「すべての人々の幸せと発展」、「六方よし」という遠大な目的地です。

リーダーのみなさん、ぜひチームで仕事をしましょう。そして仲間の力を信じましょう。振り返ったら「誰も着いてきていない」ということはありませんか。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「地球よし、世間よし、未来よし」

みなさん、以前お話した「六方よし」を覚えておられますか?

「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」に加えて、「作り手よし、地球よし、未来よし」も入れた「六方よし」のことです。

3月に富山県が実施した「ノーマイカーデー」は、トヨタのMaaSアプリmy routeを活用して行われましたが、渋滞の緩和による排出ガスの削減(地球よし)や、交通事故の削減(世間よし)、徒歩の増加による健康増進(未来よし)を目的にしています。

私たちの商売上の直接の関係者(売り手よし、買い手よし、作り手よし)に加えて、広い視野(地球よし、世間よし、未来よし)で社会に貢献し、SDGsを実現していきたいと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「バッターボックスに立とう」についてです。

みなさん、野球やソフトボールで「バッターボックスに立つ」経験は、お有りですか?

いざバッターボックスに立つと、ヒットやホームランが打てればカッコいいですが、逆に三振やダブルプレーでチームに迷惑をかける可能性もあります。

そう考えると、バッターボックスに立つのは誰かに譲って、自分はベンチやスタンドで「評論家」になっているのが、一番楽かもしれません。

でも全員がそのように考えるチームだったら、どうなるでしょうか?

自分はやらないけど、誰かがやってくれると考える人ばかりだったら、そのチームはどうなってしまうでしょうか?

一人ひとりが勇気を出して、先ずバッターボックスに立つ、そしてチームのみんなは、例え大きな空振りをしても「ナイススイング!」と応援してくれる、そんなチームでありたいですよね。

そして自らバッターボックスに立って空振りをする人が、実は一度成長できるのです。怖い思い、恥ずかしい思いを自ら進んでできる人に、成長のチャンスと勝利の女神は訪れます。

さあ、先ずバッターボックスに立ちましょう。そしてバットを振ってみましょう。見送り三振ではなく空振り三振でお願いします。チームのみんなは必ず「ナイススイング!」と言ってくれますので。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「Start Your Impossible」についてです。

トヨタ自動車のグローバル企業チャレンジ「Start Your Impossible」が発表されたのは、今から5年前の2017年になります。

同時に「すべての人に移動の自由を」という、モビリティカンパニーとしての方向性も示されました。

また豊田章男社長は昨年、「移動」がチャレンジするための障害ではなく、夢を叶えるための可能性になって欲しいという思いから、「可動性」という言葉を使われました。

そして「ImpossibleではなくI’m possible(私はできる)へ」という内容のお話を、トヨタ世界大会でされました。

みなさん、何かチャレンジしようと思っていることを「できない(=Impossible)」と決めている人は、一体誰でしょうか?

それは他人ではありません。実はあなた自身なんです。

できないと思えばできないし、できると思えばできるのです。

Start Your Impossible」とは、「あなたができないと思っていることを、始めてみよう」という意味です。チャレンジは、成長は、まずそこから始まります。

昨年来のオリンピック選手の勇姿を見ていて、改めてそう思いました。

「私たちは、できる。」今年の「クルマを走らせる550万人」のスローガンにも、つながっているんですね。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は「チームワーク」についてです。

2月に北京オリンピックが開催されましたが、私が一番印象に残っているのは、スキージャンプ混合団体で日本チームが、最初の高梨選手のジャンプが失格になったにもかかわらず、最後まで諦めずに銅メダルまであと一歩の4位に入賞したことです。

高梨沙羅選手の一回目のジャンプが失格になったことには様々な問題提起がされていますが、私が注目したのはその後、高梨選手が泣きながら二回目ジャンプをしっかり成功させたこと、また他の3人のチームメイトが集中力を切らさずにベストのジャンプを繰り返したことです。

誰しも最善を尽くしている中で、何かの理由でミスや失敗は必ず起きるものです。大切なのはその後で、どのように次の行動ができるかだと思います。そこには常にベストを尽くすこと、例えどんな状況になっても、仲間や応援してくれる人のために最後まで全力を尽くすことが大切なのだと思います。

いい時は自然とチームワークが発揮されますが、状況が悪い時こそ真のチームワークが試されます。「ONE TEAM」の真価が問われるのは、まさに今の局面だと思います。

お客さまの幸せのために、仲間の幸せのために、地域社会の幸せのために、できることを仲間と共に考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。